第5音に完全5度を持つコードでも減5度を使ってみる
これまでの練習でコードの第5音が完全5度か減5度かの区別は自由に出来るようになったと思います。
ここからの練習では第5音が完全5度のコードで減5度の音を使います
CとGbの関係が減5度音程と呼ばれる物です
ところが今回はCとF#の関係に置き換えて考えます。
CとGbは減5度ですがCとF#は増4度と呼ばれます。
この辺が音楽のめんどくさい所ですね
一つのコードの中にふたつの5度が存在することはあり得ないので
減5度のおとは増4度に置き換えて考えるんです
そのめんどうな増4度のおとから完全5度のおとにアプローチする(つなぐ)練習をしましょう。
簡単に言えば第5音の半音下もつかう・・・とただそれだけのことです。
拍には強拍弱拍というものがあります
4拍子の場合には1.3拍が強拍2.4拍が弱拍です
モノを数える時を想像してみて下さい
一つずつ数えると時間がかかります
2個ずつ(1.3拍で)数えたら半分の時間で
4個ずつ(1小節で)数えたら4分の1の時間で数えられますが、間違える可能性(はしったりもたったり)も高くなりますね、どんぶり勘定な可能性が高くなります
拍を数えるには演奏者は細かく数えるべきですが、お客さんは細かく数えません、でも楽しくなってくれば手拍子がはいるかもしれません
その手拍子しやすい場所が強拍です
ベースラインを作る上でその強拍部は大事です
強拍部にコードトーンを持ってくるとコード感を崩さずに演奏することが出来ます。
下のエクササイズは1拍め(強拍)にルート3拍目(強拍)に第5音をおき
2拍目(弱拍)に第5音の半音下(増4度)を置いています
必ず第5音の半音下から第5音にアプローチするようになっています
この増4度の音はコードからも音階からも外れた音である可能性が高いです
単純に第5音にアプローチしたい音として使用可能です。
テンポ60〜160くらいで
音名(英語名)を歌いながら練習してみよう
Fをルートに持つコード
2小節目の3.4拍では第5音とルート音を4指で
3小節目ではオクターブ上のルート音を4指で押さえています
新しい形です。
ルートとオクターブ上のルートは1と4の指で押さえるのが基本です。
Bbをルートに持つコード
エレキベースの人は2小節目と3小節目の3拍目の音を3の指で押さえると
音が切れてしまうのを防ぐことが出来ます。
エレキベースの場合も基本の指使いをコントラバス型にしておいて3の指をサポート的に使うようにすると左手への負担が減ります。
Ebをルートに持つコード
1と4の指でオクターブを取りたいので、ポジションが上がります
Abをルートに持つコード
コントラバスの場合G音までは良いのですが
Abより高い音をE線で押さえようとすると音程的な不安がつきまといますねこの辺たくさん弾いて慣れましょう
Dbをルートに持つコード
非常に弾きにくいポジションですが、とても良く出てきます
Gbをルートに持つコード
GbとF#同じに見えて同じなんですが音楽的な意味は違うんですね
フラットが増えるのはここまで
F#をルートに持つコード
いあ〜〜面倒
しかもシャープがいっぱい
Bをルートに持つコード
段々シャープがへっていきますよ
Eをルートに持つコード
コントラバスの方低いポジションで弾ける同じ音に逃げないようにしましょうね。でも使い分けられるように低いポジションでも弾く練習は必要ですね
Aをルートに持つコード
E線から始めるのと同じように
開放弦からも弾けるようにしましょう
Dをルートに持つコード
Gをルートに持つコード
オクターブ上も同じ形で弾けるように練習しておきましょう
Cをルートに持つコード
ついにシャープがとれましたがアプローチする音にはシャープが当然ついてますけどね
「やっぱ理論が必要かも..」と不安な方!
解らないより知っていた方が
もちろん音楽の幅が広がるのは確か。
僕はこの本で勉強しました!
解説と問題集が一つになっているので
かなりお薦めです。
鍵盤だけでなくギターのフレットボードのイラストで解説してくれるのが本当にありがたいです。
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